Our Mission

デジタルトリプレット視点から
これからの
ものづくりアーキテクチャ構築を目指す

本講座では、持続可能社会の実現に貢献し、将来にわたって高付加価値型の製造業をもたらす「次世代ものづくりアーキテクチャ」の構築を目指しています。そのイメージは、製品アーキテクチャ×スマート工場×バリューチェーン×ビジネスモデルを一体となったシステム・オブ・システムズとして捉え、それをデジタル技術に裏打ちされた「デジタルトリプレット」で統合的に支援するものです。ダイキン工業(株)との連携により、このイメージの実現に向けて、研究、産学連携による実践への展開、普及広報活動、さらに、その担い手となる人材の育成に取り組んでいきます 。

研究概略

デジタルトリプレット※1の視点より、知の活動<形式知・暗黙知・熟練知>のモデル化を行い、製品アーキテクチャ、スマート工場、バリューチェーン、ビジネスモデルからなるものづくりアーキテクチャ※2を構築します。また、人を中心とするものづくりを先導するための人のサイバーフィジカルシステムも構築し、組み込みます。

※1:デジタルトリプレット

物理世界と情報世界からなるCPPS(Cyber Physical Production System)やD2(Digital Twin)に、知的活動世界を統合したフレームワークである。

※2:ものづくりアーキテクチャ

アーキテクチャとは、構成する要素が作り出すシステムの基本的な構造を示す。ものづくりアーキテクチャは、もの自体のアーキテクチャは勿論のこと、ものを開発し、設計し、製造するアーキテクチャ、ものを社会に提供し、社会に価値を提供するアーキテクチャを対象とする。

デジタルトリプレット視点から
これからの
ものづくりアーキテクチャ構築を目指す

デジタルトリプレット視点から これからの ものづくりアーキテクチャ構築を目指す
SoS層 企業層
システム層 工場層
ユニット層 生産ライン
ヒトCPS 人層

背景

「ものづくり大国」と言われてきた日本ですが、人々の価値観の変化、持続可能性問題の重大化、世界的なDXの展開とデジタル技術の発展、プラットフォーマーの支配、新興国製造業の台頭と新興国市場の拡大などの急激な変化について行けなくなりつつあると認識しています。一方で、日本は世界に先駆けて直面する人口減少や超高齢化に関わる問題も抱えています。日本の豊かさを支えてきたものづくりが危機に瀕しており、抜本的に変革する時期に来ていると考えています。

背景

Society5.0とは:一般社団法人日本経済団体連合会HP
https://www.keidanren.or.jp/policy/society5.0.html